井上岩夫著作集[1]全詩集

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「ああまだこの世に詩人が生き残っていた」島尾敏雄(作家)

戦争と土俗とモダニズムを引き連れて孤高の詩精神が甦る。苦いユーモアとともに、世界の核心に垂鉛を降ろす。──「私の前にはまぎれもない詩人・井上岩夫が居た。ああまだこの世に詩人が生き残っていた、という強烈な衝撃を私は受けたのだった。」(島尾敏雄・作家)

目次

素描(1954)
荒天用意(1974)
しょぼくれ熊襲(1979)
いたましいあかりんこたち(1985)
ことばでパチリ(1986)
江南日月(拾遺)
 解題・編集後記

著者略歴
井上岩夫
[いのうえ・いわお]
いのうえ・いわお

1917年(大正6)9月19日鹿児島県に生まれる。
1934年青年学校電気科卒業。1946年まで九州電力社員。
その後、古本屋、看板かき、ガリ版屋など。
その間様々な詩誌の同人となり、また多数の詩誌を発行。1993年1月3日死去。75歳。
著書 詩集:『素描』『荒天用意』(共に私家版)『しょぼくれ熊襲』(弓立社)『いたましいあかりんこたち』『ことばでパチリ』(共に黙遙社)。小説:『大島遙小説集Ⅰ』(私家版)『カキサウルスの鬚』(弓立社)『車椅子の旅』(葦書房)その他、雑誌、新聞発表の作品多数。
1998年より『井上岩夫著作集』全3巻が刊行される(豊田伸治編・石風社)。

豊田伸治
[とよだ・しんじ]
とよだ・しんじ

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